アンプレヤブル
今度は、とりあえずボールは見つかった。自分のボールだと確認も出来た。けれども木の根っこに埋まっていたり、木の枝の上に乗っていたりして、どうにもこうにも打てない、打ちづらいという状況だ。
こんなとき、今でこそアンプレヤブルという救済処置が出来ているが、過去には色々な試行錯誤があった。一時は、本当に打てないかどうか実際に打ってみて証明する必要があったり、代償が2ペナだったりしたこともある。それが今の形に落ちついたのは、ゲームの公平さを保ってなおかつプレー進行をスムーズにするためには、これで妥当なのではないかという判断に納まったからだ。
今は、アンプレヤブルにするかどうかは誰かの指図や承認を仰ぐことなく、本人自身の判断にまかされることになっている。
代償は1ペナ。その後の処置も、次の3つの内のどれを選んでもOKということになった。
①元の位置に戻って打ち直し。
②ボールのあった箇所とホールを結ぶ線上後方にドロップ。この場合、距離の制限はなし。
③ボールのあった箇所から2クラブの長さ以内で、ホールに近づかないようにドロップ。
ゴルフの場合、そもそもどこを狙って、どのクラブで打つかは、自己判断しなくてはいけない。他のプレーヤーに助けを求めたり、逆に助けたりしたら、自分の力でコツコツやっている人たちに対して不公平になる。助けた人も助けられた人も2ペナがつくので注意したい。
この原則から行けば、無理してでもなんとか打つかアンプレヤブルにするか、どの処置を選ぶかは他人が口出しすることではないのだ。アンプレヤブルという救済処置があること、代償がわずか1ペナであることに感謝して活用してほしい。
アンプレヤブル→1打罰
[処置は3つ]
①Aから打ち直し
②B線上にドロップ
③Cにドロップ
バンカー内のアンプレヤブル
前の章で、バンカーには色々な縛りがあると言ったが、アンプレヤブルにする場合も、ボールがバンカー内ならボール後方、2クラブ以内のどちらの処置もバンカー内にドロップしなければいけない。ただし"元の位置から打ち直し"を選んだ時だけは、外に出せる。たとえば、パットしてバンカーに落とした後でアンプレヤブルにすれば、1打罰で元の位置からパットできる。これは悪用ではなく活用。
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